日本小児麻酔学会第24回大会 The 24th Annual Meeting of the Japanese Society of Pediatric Anesthesiology

会長挨拶

  • 日本小児麻酔学会 第24回大会
    会長 香川 哲郎
    兵庫県立こども病院 麻酔科 部長
  • 日本小児麻酔学会 第24回大会 会長 香川 哲郎 兵庫県立こども病院 麻酔科 部長

2018年(平成30年)10月20日(土)~21日(日)の2日間、神戸ポートピアホテルにおいて「日本小児麻酔学会 第24回大会」を開催させていただきます。

本大会のテーマは『もっと広く、もっと深く』です。これは、小児麻酔およびそれに関連する領域を、広く、深く知り、伝えていくことで、安全で快適な麻酔を子供たちに提供し続けたいとの思いをあわらしたものです。

これに合わせて、プログラムは広い領域に関連するようにしました。招待講演として、シミュレーション教育、緩和、慢性痛、感染症、感染対策についての第一人者にお願いしました。集中治療、プレパレーション、周術期看護についてのシンポジウムを企画しました。「小児麻酔に役立つビデオセッション」と題して、小児麻酔で行われる各種手技を、基本的なものから高度なものまで、動画を含めてプレゼンテーションしていただくセッションを設けました。

海外からの演者としては、海外協力の経験が豊富で、小児区域麻酔の第一人者である、シアトル小児病院のAdrian Bosenberg先生に岩井誠三記念講演を依頼しました。また、ロサンゼルス小児病院の名越真先生には、ランチョンセミナーでCO2モニターについて講演していただきます。

演題に多数のご応募をいただいた中から、一般演題139題および若手研究奨励演題20題を採択し、さらにその中から優秀演題を選出しました。一般演題の企画として設けた英語セッションは、2020年のJSPA-ASPA合同学会も視野に入れ、英語での学会発表の場を設けたもので、国内のみならず海外からもご応募いただきました。アイデアコーナー、小児周術期看護に関する演題もご応募いただきました。

ハンズオンセミナーとしては、小児の末梢神経ブロック、小児のABCD sonography、小児周術期急変対応シミュレーションセミナーの3本を行います。前二者では小児モデルにご協力いただき、実際の手技を習得していただきます。

会員間の交流を深めていただくため、施設紹介展示コーナーを設けました。小児麻酔・小児医療に注力している施設の情報をご覧いただけます。また20日の無料 会員懇親会では、一般演題、若手研究奨励演題、英語セッション、ビデオセッションの中から優秀賞に対して表彰を行います。

 学会運営は会員の参加費と、多くの企業の協賛で成り立っています。共催セミナーとしてランチョンセミナー、スイーツセミナー、モーニングセミナー、スポンサードシンポジウムを設けました。企業展示や広告も合わせてご覧ください。

会場は麻酔科医にとってなじみの深い神戸ポートピアホテルで、本館B1フロアにコンパクトに配置しております。本大会が小児麻酔を「広く、深く」学び、伝えあう機会になれば幸いです。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。なお、学会の見どころにより詳しい案内を掲載しておりますのであわせてご覧ください。

2018年 8月吉日

第2報(2018年5月)
第1報(2017年10月)